大統領府は、「気候変動が国家安全保障にもたらす影響(The National Security Implications of a Changing Climate)」と題する報告書を発表した。オバマ大統領は、気候変動ほど未来の世代に大きな脅威となっているものはないとの考えを明確にしており、気候変動が既に過酷な気象や山火事、干ばつなどの要因となっていることは周知の通りである。国防総省(Department of Defense)は現在、7,000ヵ所以上の米軍基地及びその他の施設について気候変動への脆弱性を評価し、災害時における州兵(National Guard)の需要増の影響について調査を行っている。国防総省と国土安全保障省(Department of Homeland Security: DHS)は2年前に、北極における人的活動の増加が安全保障にもたらす潜在的影響についてまとめた報告書を発表している。その一方で政権は、気候変動の原因となっている有害な炭素汚染の削減にも取り組んでいる。
White House “White House Report: The National Security Implications of a Changing Climate” (5/20/15)