CSET、米国の対中国AI企業への投資に関する分析報告を発表
セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「米国の中国AI企業へのアウトバウンド投資(U.S. outbound Investment into Chinese AI Companies)」と題する報告書を発表した。本報告書は、中国の人工知能(AI)企業への米国によるアウトバウンド(対外)投資(2015-2021年)に関するクランチベース社(Crunchbase)のデータを分析し、こうした投資の規模と状況についてより良い理解を試みるものである。報告書はキーファインディングとして、①中国AI企業への投資は引き続き中国人投資家が占めている、②2015-2021年の間に、167件の米国人投資家が401件(もしくは2,999件の世界的な投資取引の17%)の対中国AI企業への投資取引に参加した、などが挙げられている。更に、「米政府は現在、中国のAI企業へのアウトバウンド投資の流れを効果的に監視、測定、規制する状況にない」といった現状を踏まえ、潜在的なアウトバウンド投資の安全保障の見直しもしくは仕組みについて、明確な政策目的を特定することや、米国による中国へのアウトバウンド投資に関するデータ収集のパイロット・プログラムを考案することなどを提案している。 Center for Security and Emerging Technology “U.S. Outbound Investment into Chinese AI Companies” (February 2023)