国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)では、NIHのグラント受益研究者の高齢化が懸念されている(現在、研究者の中で65歳を超える者の割合は7%で、35歳未満の割合を上回る)。こうした中、NIH外部研究局(Office of Extramural Research: OER)のサリー・ロッキー氏(Sally Rockey)は2月3日、「ロック・トーク(Rock Talk)」ブログの中で、「NIHには若手研究者の支援を狙いとしたプログラムがある一方、NIHの研究グラントに依存する立場を離れ、研究活動や知識、リソースを若手研究者の手に渡したいと考える上級研究者をいかに支援できるかについて模索したい」と記述した。NIHは現在、上級研究者を対象とした「名誉アワード(emeritus award)」の創設を検討している。これは上級研究者が若手教員とパートナーシップを組み、研究活動を効率的かつコスト効果の高い形で移行させることを目的としたものである。このNIHの提案(現在、コメントを受付中)に、関係者からは批判的な声が多いものの、支持する声も出ている。
Science Insider “NIH proposal to create grant for aging scientists hits a nerve” (2/6/15)