マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)を拠点とする研究者チームがエネルギーイノベーションをもたらす手法について3年間に及ぶ研究を行い、その結果が新著「エネルギーイノベーションの解放(Unlocking Energy Innovation)」として発表された。本書は、廉価で信頼性の高いエネルギーへの需要が増大する中、これへの対応の一助となり、炭素排出を減少させ、エネルギー供給に関する不安を緩和するエネルギー・イノベーションを加速させる一連の政策及び投資戦略について詳述している。「イノベーションは何もない所から生まれない。生産的なエコシステム(官民研究所、様々な規模の企業、金融仲介業者、様々な金融機関、学校など)を作ることによって生まれる」と著書の一人は述べる。イノベーション技術がエネルギーインフラで位置づけを確立するには4つの段階があり、最初の「新技術の選択肢の発見」と最終段階の「既に商業化された技術の微調整」は比較的管理されているものの、中間の「プロトタイプから市場での実行可能性への開発」「初期導入」については、管理が十分でないと指摘している。
MIT News “How to kick-start new energy technologies” (12/22/11)