GAO、神経インプラントや汎用ロボットなど社会変革技術を特定

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は4月2日、今後10年で社会に大きな変革をもたらす可能性がある新技術に関する報告書を発表した。脳とコンピュータを直接つなぐ「神経インプラント」や、適応能力を持つ「汎用ロボット」、宇宙空間のゴミを除去する「軌道デブリ除去技術」など3分野の技術で、その課題について論じている。ハンズフリーでのコンピューター操作などを可能にする神経インプラントについては、プライバシー保護や医療用と能力拡張用の境界線が重要な議論になるとし、汎用ロボットは、社会への影響を考慮したリスク管理や監督メカニズムの構築が必要と指摘した。また軌道デブリ除去技術に関しては、衛星インフラを維持する一方で、国際的な宇宙条約(Outer Space Treaty)との整合性という課題があるという。これらを踏まえ、倫理基準の策定やプライバシー保護、ロボットの監視・制御メカニズムの整備、法的課題の解決に向けた分析の開始など、政策立案者が検討すべき複数の政策上の論点を提示している。

GAO “On the Horizon: Three Science and Technology Trends That Could Affect Society” (04/02/26)
https://www.gao.gov/products/gao-26-108079