連邦通信委員会(Federal Communications Commission: FCC)のジュリアス・ゲナコウスキー委員長(Julius Genachowski)は3月22日、「近い将来にFCC委員長を辞任する」と発表した。ネット中立性(インターネット・サービス・プロバイダが配信するコンテンツや送信速度を差別することを禁止しようとする動き)を支持していたゲナコウスキー委員長の辞任により、選挙運動で「企業や利用者にとって、インターネットが自由かつオープンであり続けることを保障する」と約束したオバマ大統領がその約束を果たすべく、FCCや議会を動かすことができるのかという難しい問題が再度浮上している。在任中に野心的な目標を掲げ、その一部は達成したゲナコウスキー委員長に対して、業界や消費者団体からは批判と支持の双方が寄せられている。同委員長の後任として最有力候補の名前は挙がっていないが、ベンチャーキャピタリストで無線・ケーブル業界団体のトップを務めたこともあるトム・ホイーラー氏(Tom Wheeler)の名前などが挙がっている。
New York Times “Backer of an Open Internet Steps Down as F.C.C. Chief” (3/22/13)