エレクトロニック・システムは日常生活の重要な一部となっており、これらのシステムのセキュリティは、国防総省(Department of Defense: DOD)、商業産業などにとり、極めて重要である。これらのシステムを搾取の手段から守ることを目的として、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は2017年に、「ハードウェア及びファームフェアを通じた総合システム・セキュリティ(System Security Integrated Through Hardware and Firmware: SSITH)」プログラムを開始した。SSITHは、ソフトウェア・アプリケーションの安全性を確実にするためにパッチに依存するのではなく、源にある根本的なハードウェアの脆弱性に対処することを狙いとしている。開発中のSSITHハードウェア・セキュリティ保護の強化の一助として、DARPAは6月8日、「改ざんを阻止するためのエクスプロイトの発見(Finding Exploits to Thwart Tampering: FETT)バグ報奨金(Bug Bounty)」と呼ばれる初のバグ報奨金制度を発表した。FETTは、数百名の倫理的な研究者、アナリスト、リバース・エンジニアを活用し、SSITHのハードウェア・アーキテクチャに深く入り込み、その防衛能力を弱める可能性がある潜在的な脆弱性もしくは欠陥を明らかにすることを狙いとしている。