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その他

エネルギー省、国内の重要鉱物・マテリアル確保に4,500万ドル

エネルギー省(Department of Energy)の化石エネルギー及び炭素管理局(Office of Fossil Energy and Carbon Management: FECM)は1月6日、重要鉱物及びマテリアルのサプライチェーン(二次及び非従来型の原料を基にした非燃料の炭素ベースの製品も含まれる)の開発を加速させる地域コンソーシアムの創出に関して、6件のプロジェクトに4,500万ドルの連邦資金を提供すると発表した。石炭及び石炭副産物、石油及び天然ガス開発から発生する排水、酸性鉱山排水などの二次及び非従来型原料の価値を実現することで、米国は重要鉱物及びマテリアルの国内サプライチェーンを再構築することができる。選出されたプロジェクトは、エネルギー省による「炭素鉱石とレアアースと重要鉱物(Carbon Ore, Rare Earth and Critical Minerals: CORE-CM)」の取り組みを基盤とし、焦点を盆地規模から国内の8つの地域へと拡大する。アラスカ大学フェアバンクス校(University of Alaska Fairbanks)、イリノイ大学アーバナ-シャンペーン校(University of Illinois Urbana-Champaign)、テキサス大学オースティン校(University of Texas at Austin)など6大学が受益する。 Department of Energy “U.S. Department of Energy Invests $45 Million to Support Regional Consortia Focused on Securing Domestic Critical Minerals and Materials” (1/6/25)

米国は風力タービン質量の90%のリサイクル可能

エネルギー省(Department of Energy)が発表した報告書「米国内における風力エネルギーシステムのリサイクル パート1:風力タービン及びシステムのための米国風力エネルギー・リサイクル・インフラのベースラインを提供する(Recycling Wind Energy Systems in the United States Part 1: Providing a Baseline for America’s Wind Energy Recycling Infrastructure for Wind Turbines and Systems)」は、廃棄された風力エネルギー設備及びマテリアルのリサイクル及びリユースを高め、更なる循環経済と持続可能なサプライチェーンを構築するための勧告を提示している。報告書のファインディングによれば、米国のインフラは廃棄された風力タービンの質量の90%を処理することができるという。ただし、残りの10%についてはより持続可能な風力エネルギー産業を実現するために、新たな戦略と革新的なリサイクル手法が必要とされる。この報告書の作成に使用された研究は、今後、超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)の資金拠出によって実施される「風力エネルギー・リサイクリングの研究開発実証プログラム(Wind Energy Recycling Research, Development, and Demonstration program)」を策定する際のガイドとして利用される。 Department of Energy “America Can Recycle 90% of Wind Turbine Mass, According to New DOE Report” (1/6/25)

NETL、天然ガス・ライフサイクル分析を更新

国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)は、米国の天然ガス・サプライチェーンに焦点を当てたライフサイクル分析(life cycle analysis: LCA)の更新版を発表した。天然ガスの生産、収集及び増強、処理、移送と貯蔵、国内消費者への流通について調査したもので、今回の更新版では、測定に基づいたデータがより多く盛り込まれ、重要なモデリングの変更点が組み込まれた。意思決定者は、LCAの報告書とツールを活用することで、政策の影響を評価したり、研究を導いたり、改善点を特定することができる。前回発表された「天然ガスの抽出と発電に関するライフサイクル分析(Life Cycle Analysis of Natural Gas Extraction and Power Generation)」は、ライフサイクルの観点から2016年の米国天然ガス・サプライチェーン状況を示したもので、今回の更新版は、2020年の状況を示した内容となっている。 National Energy Technology Laboratory “Updated Natural Gas Life Cycle Analysis Report Released by NETL” (1/6/25)

遺伝子治療における測定方法の標準化が必要

遺伝子治療は、患者の遺伝子マテリアルを改変する、または患者に遺伝子マテリアルを導入することで疾病の治療や予防を行う。一部の遺伝子治療では、改変されたアデノ随伴ウィルス(adeno-associated viruses: AAVs)を使って、患者の細胞に治療用の遺伝子マテリアルを伝達する。これらのいわゆる「AAVベクター」を正しく測定することは患者の安全と有効性にとり重要である。米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)や「バイオ製薬製造のための全国イノベーション研究所(National Institute for Innovation in Manufacturing Biopharmaceuticals: NIMBL)」などの研究者は、欧米で6か所のラボをリクルートし、サンプルのAAVベクターの測定を行った。研究者達は、一部の遺伝子研究及び治療で導入された修正されたウィルスを測定する4つの技法を調査した。その結果、SEC-MALSと呼ばれる手法(size exclusion chromatography with multi-angle light scattering and tandem UV/Vis and/or refractive index)は正確性と精密性が最も高い一方、最も人気のある手法の一つであるPCR-ELISAと呼ばれる手法(polymerase chain reaction-enzyme-linked immunosorbent assay)(ポリメラーゼ連鎖反応・酵素結合免疫吸着測定法)は正確性と精密性が最も低く、更なる開発と標準化が必要であるとの見解を示している。 National Institute of Standards and Technology “Study Highlights Need for Standardized Measurement Methods in Gene Therapy” (1/6/25)

バークレー研究所、小売電力の価格と価格要因のトレンドを報告

バークレー研究所(Berkeley Lab)は今般、「小売電力価格と費用のトレンド:2024年更新版(Retail Electricity Price and Cost Trends: 2024 Update)」を発表した。米国における小売電力価格の水準と価格要因のトレンドをまとめたもので、公開されているデータを基に、2019~2023年の国、地域、州のトレンドを報告している。報告書は、小売電力価格の変動に影響を受ける多様な意思決定者のための参考資料として機能する。キーファインディングとして、①2019~2023年に小売電力価格は上昇した、②送配電システムの資本支出はユーティリティ費用の中で最も増加した、③全国レベルでは、電力需要増は費用増大の主要な価格要因ではない、④顧客側で設置されるビハインド・ザ・メーター資源への顧客による投資は増大した、が挙げられている。 Berkeley Lab “New Berkeley Lab report summarizes trends in retail electricity prices and price drivers” (1/6/25)

国防総省、戦略的重要マテリアル理事会を設立

国防総省(Department of Defense)は1月6日、備蓄法(Stock Piling Act)及び連邦諮問委員会法(Federal Advisory Committee Act)に基づき、「戦略的重要マテリアル理事会(Strategic and Critical Materials Board of Directors)」の正式な発足を発表した。理事会は、任意ではない(non-discretionary)連邦諮問委員会で、国防総省の戦略的重要マテリアルのサプライチェーン確保及び国家防衛備蓄(National Defense Stockpile)の強化戦略について、国防次官(調達及び維持担当)(Under Secretary of defense for acquisition and sustainment)に助言する。理事会は、国防次官補(産業基盤政策担当)(Assistant Secretary of Defense for Industrial Base Policy)が議長を務め、国防総省、エネルギー省(Department of Energy)、国務省(Department of State)、商務省(Department of Commerce)、内務省(Department of the Interior)、下院と上院の軍事サービス委員会(Armed Services Committee)で指名された人物がメンバーとなる。国防総省は、2025年に理事会メンバーを任命し、最初の会合を実施する計画である。 Department of Defense “DOD Establishes Strategic and Critical Materials Board of Directors” (1/6/25)

バイデン大統領、大西洋/太平洋岸をオフショア石油・天然ガス掘削から保護

バイデン大統領は1月6日、米国の東海岸全体、メキシコ湾岸東部、ワシントン州/オレゴン州/カリフォルニア州の太平洋岸、アラスカ州の北ベーリング海の追加分を、将来の石油・天然ガスのリースから守る措置を発表した。大統領は、外大陸棚土地法(Outer Continental Shelf Lands Act)の12(a)条で認められる権限を使って、米国の東西両岸の全ての連邦外大陸棚、メキシコ湾岸東部、アラスカ州の北ベーリング海の追加分を、将来の石油・天然ガスのリースから保護することを目的とした2件の大統領令覚書(Presidential Memoranda)を発表した。この撤退に期限はなく、撤退した水域における将来の石油・天然ガスのリースを全て禁止する。バイデン大統領は2021年1月にこの権限を初めて使って北ベーリング海の一部の保護を復活させ、2023年3月には再び権限を行使し、ビューホート海の280万エーカーを石油・天然ガスのリースから撤退させ、米国の北極海全域の保護を完了した。 White House “FACT SHEET: President Biden Protects Atlantic and Pacific Coasts from Offshore Oil and Gas Drilling” (1/6/25)

バイデン政権、「米国サイバー信頼マーク」を開始

バイデン政権は1月7日、インターネットに接続された機器のサイバーセキュリティ・ラベル・プログラムである「米国サイバー信頼マーク(U.S. Cyber Trust Mark)」の開始を発表した。公的発表と18か月間にわたるインプットが行われている間、連邦通信委員会(Federal Communication Committee: FCC)は本プログラムを承認し、最終規則ならびに商標化された独特な盾のロゴを採択した。ロゴは、米国サイバー信頼マークのラベルを認定された製品に適用される。FCCは2024年12月に、サイバーセキュリティ・ラベル管理者(Cybersecurity Label Administrator)として11社を条件付きで承認し、主導管理者(Lead Administrator)としてULソリューションズ社(UL Solutions)を条件付きで承認した。米国民は、ベビー・モニターから住宅のセキュリティ・カメラに至るまで数多くの無線接続されたスマート機器を利用しているが、遠隔のハッキングによる犯罪が増加していることに懸念を高めている。本プログラムの開始に際し、複数の大手企業が、サイバー信頼マーク・ラベルへの支援と、米国消費者への情報提供を手伝う意向を表明している。プログラムは2025年に開始され、企業はまもなく、ラベルの取得を目指して自社の製品を試験に提出することができる。 White House ” White House Launches “U.S. Cyber Trust Mark”, Providing American Consumers an Easy Label to See if Connected Devices are Cybersecure” (1/7/25)

商務省、ヘムロック・セミコンダクター社へのCHIPSアワードを発表

バイデン政権は1月7日、商務省(Department of Commerce)が、CHIPSインセンティブ・プログラム(CHIPS Incentives Program)の商業化製造施設に関する資金提供機会(Funding Opportunity for Commercial Fabrication Facilities)の下、ヘムロック・セミコンダクター社(Hemlock Semiconductor: HSC)に最高3億2,500万ドルの直接資金を提供すると発表した。HSCは、米国を拠点とする唯一の高純度ポリシリコン製造事業者で、最先端の半導体市場に適応するのに必要な高純度のポリシリコンを生産する世界でわずか5社の1社である。今回のアワードは、ミシガン州ヘムロックにおける新規の製造施設建設を支援し、約180名の製造雇用と1,000名以上の建設雇用(建設期間を通じて)の創出が見込まれている。2024年10月21日に商務省とHSCの間で予備的規約覚書の署名が行われ、その後の商務省による精査が完了したことを受け、今回のアワードが決定した。 Department of Commerce “Department of Commerce Announces CHIPS Incentives Award with Hemlock Semiconductor to Help Secure U.S. Production Capacity of Semiconductor-Grade Polysilicon” (1/7/25)

バークレー研究所、電気化を電力需要予測に組み入れる枠組みを発表

バークレー研究所(Berkeley Lab)は2024年12月、「建造物と輸送の電気化を長期的な電力予測に組み入れるためのガイダンス(Guidance on incorporating building and transportation electrification into long-term load forecasts)」と題する報告書を発表した。報告書は長期予測を立てる上での主要な意思決定のモデリングを特定し、バークレー研究所が最近技術援助を提供したサクラメント自治体ユーティリティ地区(Sacramento Municipal Utility District)とフォート・コリンズ・ユーティリティ(Fort Collins Utilities)の事例を提示している。枠組みは、①使用事例の定義、②範囲の確立、③基本年の電力を選出、④筋書きの選択、⑤技術選定と採用、⑥電力における変化を試算、⑦結果の適用、で構成され、各ステップについて、指針となる質問、提案、事例が提供されている。 Berkeley Lab “New framework for incorporating electrification into long-term electricity load forecasts” (1/3/25)