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その他

MITとカリフォルニア大学バークレー校、エネルギー効率研究プロジェクトを立ち上げ

マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology: MIT)のエネルギー・イニシアチブ(MIT Energy Initiative: MITEI)とカリフォルニア大学バークレー校(University of California at Berkeley)のハース経営大学院(Haas School of Business)は、エネルギー効率に関する政策や技術の評価及び向上を目的としたイニシアチブ「E2e」を立ち上げた。E2eは、世界中の政府がエネルギー効率の規制や技術、政策に数百億ドルを投じている中、実際にこれらのプログラムが功を奏しているのかどうかを共同研究していく。正確かつ客観的な研究を行い、研究結果を広く伝え、意思決定者が賢明な選択を行う上で必要とする情報を提供することが目標である。E2eという名称は、「E(大量エネルギー消費)」から「e(少量エネルギー消費)」への移行を示したものである。 Phys.org “MIT and UC Berkeley launch energy-efficiency research project” (6/18/13)

NASA、小惑星グランド・チャレンジを発表

米国航空宇宙局(National Aeronautics and Space Administration: NASA)は6月18日、小惑星が人類にもたらす全ての脅威を特定し、それらにどう対処するかを検討するグランド・チャレンジ(Grand Challenge)を発表した。「小惑星イニシアチブに関する業界とパートナーの日(asteroid initiative industry and partner day)」で発表された同イニシアチブは、学際協力や、その他の連邦機関や国際機関、業界、大学、市民科学者との様々なパートナーシップを活用する大規模な取り組みで、NASAが最近発表した、小惑星の軌道を変更させてそれを研究するための有人宇宙ミッションを補完するものである。 National Aeronautics and Space Administration “NASA Announces Asteroid Grand Challenge” (6/18/13)

「人文科学と社会科学は国家目標の中枢」との報告

4名の超党派議員の要請を受け、第一級の学者や科学者、工学者、企業幹部などで構成される「人文科学及び社会科学委員会(Commission on the Humanities and Social Sciences)」が作成した報告書「物事の核心(The Heart of the Matter)」によれば、人文科学と社会科学の学問は、米国の市民、文化、経済、外交の未来の中枢であるという。同委員会の任務は、国家目標の達成支援において連邦や州政府、大学、教師、財団、個人寄付者が、人文科学や社会科学の学問及び教育における米国の卓越性を維持するために何ができるかを特定することであった。報告書の勧告には、大規模な公的支援を求める大型計画はほとんど盛り込まれておらず、大学院生のフェローシップなどのプログラムのために政府や財団、企業によるコンソーシアムの創設や、言語や文化の教育、留学機会の拡大などが提案されている。 The Chronicle of Higher Education “Humanities and Social Sciences Are Central to National Goals, Report Argues” (6/18/13)

NIH、既存の化合物を基に新薬開発を目指す産学連携プロジェクトに資金提供

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は、製薬企業が開発を進めていた一部の化合物を基に8つの疾病分野(アルツハイマー病やデュシェンヌ型筋ジストロフィー、統合失調症など)で新たな治療薬の可能性を模索する大学研究グループに、合計1,270万ドルの助成を行うと発表した。新治療薬の開発は長く困難なもので、ターゲットの発見から新薬承認まで通常13年以上を要し、失敗率は95%以上となっている。しかしこの事は反対に、部分的に開発された化合物を利用することで、臨床試験までより早く進展できる可能性を意味する。「既存分子を対象とした新治療法の発見(Discovering New Therapeutic Uses for Existing Molecules)」と呼ばれるこの共同パイロット・イニシアチブは、NIHの国立トランスレーショナル科学進展センター(National Center for Advancing Translational Sciences: NCATS)が主導し、NIHの共通資金(Common Fund)から資金提供される。 National Institutes of Health “NIH to fund collaborations with industry to identify new uses for existing compounds” (6/18/13)

ビルサック農務長官、環境課題に対する農業ソリューションのビジョンを概説

農務省(U.S. Department of Agriculture: USDA)のトム・ビルサック長官(Tom Vilsack)は6月5日に行った演説で、現代の気候課題の緩和及びそれへの適応につながる次世代農業ソリューションを開発するため、連邦政府は生産者や研究者、業界との協力を拡大しなくてはならないと述べた。「農場主や牧場主はリスク適応の最前線にいる」と述べた上で、USDAはこれらの生産者を支援する策を講じていくと誓った。そしてこれらの具体策として、①生産者や森林業者と協力する7つの「地域気候ハブ(Regional Climate Hubs)」の設立、②生産者向けの天然資源保全サービス(Natural Resources Conservation Service: NRCS)ツールの開発、③科学ベースの統一的な被覆作物ガイドラインの制定、などを発表した。 U.S. Department of Agriculture “Vilsack Outlines Vision for Agricultural Solutions to Environmental Challenges” (6/5/13)

2013年はカリフォルニア州の新築住宅の20%に太陽発電設置との予測

住宅用太陽発電システムの設置台数が1万台に達したサンパワー社(SunPower)は、今年カリフォルニア州内で新築される全ての住宅の20%に太陽発電システムが設置されるであろうとの見込みを示した。その要因として、①2011年から2012年の間に太陽発電システムを設置した新築住宅が2倍となったこと、②カリフォルニア州ソーラー・イニシアチブ(California Solar Initiative)の新ソーラー住宅パートナーシップ(New Solar Homes Partnership)によって州の取り組みが新たになったこと、③州内の2つの自治体で建築基準が改訂され、全ての新築住宅に太陽発電システムの設置が義務付けられたこと、が挙げられている。 Renewable Energy World.com “Solar Likely on 20% of New Homes in California in 2013” (6/17/13)

OSTP、「国家バイオ監視の科学技術ロードマップ」を発表

大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy:OSTP)は6月17日、国民を生物学的脅威から守るために必要な情報を意思決定者や対応者に提供することを目的として、研究開発のニーズを特定及び優先付けした「国家バイオ監視の科学技術ロードマップ(National Biosurveillance Science and Technology Roadmap)」を公表した。H7N9型インフルエンザ・ウィルスなどの生物学的脅威は突然発生し、急速に拡大する可能性を持っており、こうした事態を予測・防止・緩和する上でバイオ監視は重要である。今回発表されたロードマップは2012年7月に発表された「バイオ監視のための国家戦略(National Strategy for Biosurveillance)」に基づいて作成された。 White House “R&D Roadmap Points Way to Biological Preparedness” (6/17/13)

「学業における貧富の格差が拡大」との報告

外交問題評議会(Council on Foreign Relations)が「米国の刷新(Renewing America)」シリーズの一環として6月18日に発表した報告書によれば、教育のあらゆるレベルにおける最近の政策が一因となり、学業における貧富の格差は拡大し、米国の世界的競争力が脅かされているという。報告書は、コミュニティ・カレッジへのアクセス拡大が滞っている点や、裕福な債務者が有利となる学資ローン返済計画などにより、貧富の格差は長引き、中退率は上昇し、大学卒業率は低下していると提起している。報告書は、本問題の解決が進展しない一因として、オバマ政権がこれらの議題を議会に強く推進する能力が欠けていることを挙げている。 The Chronicle of Higher Education “Widening Achievement Gap Hurts U.S. Competitiveness, Report Says” (6/18/13)

スパコン世界ランキングの「TOP500」で中国の天河2号が1位に

半年ごとに発表されているスパコン世界ランキングの第41版となる「TOP500」が6月17日に発表され、中国国防科学技術大学(National University of Defense Technology)が開発したスパコン「天河2号」が1位となった。天河2号は2年後に完成予定と見られていたが、予想外に早い1位登場となった。中国が1位となったのは2010年11月以来である。天河2号は1秒間に3京3,860兆回の計算速度を記録した。エネルギー省(Department of Energy)のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)に設置されているスパコン「タイタン(Titan)」が2位(前回1位)、ローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory)に設置されている「セコイア(Sequoia)」が3位(同2位)、理化学研究所計算科学研究機構に設置されている「京」は4位(同3位)となった。天河2号の開発施設を視察したTOP500の編集者は、「中国のシステムはあらゆる点で注目に値する」と述べている。 TOP500 “China’s Tianhe-2 Supercomputer Takes No. 1 Ranking on 41st TOP500 List” (6/17/13)

米最高裁、ヒトの遺伝子に特許を認めず

米最高裁は6月13日、ミリアド・ジェネティクス社(Myriad Genetics)が特許を主張していた遺伝子について、「自然に発生したヒトの遺伝子は自然の産物であり、人間の発明に基づく特許とすることはできない」としの判断を下した。ただし、合成したヒトのDNA(「相補的DNA(complementary DNA: cDNA)」)は特許の対象となるとした。争われたのは、ミリアド社が保有する乳がんや卵巣がんと関連のあるBRCA遺伝子の特許で、今回の最高裁判決は、「ミリアド社はこれらの特許を使って医療機関を訴え、独立した診断試験に利用されるのを阻止している」として、これらの特許の無効を求めて運動を行ってきた米国人権同盟(American Civil Liberties Union: ACLU)や公共特許財団(Public Patent Foundation: PUBPAT)にとって勝利となった。 Science Insider “U.S. Supreme Court Strikes Down Human Gene Patents” (6/13/13)