過去4年間にわたり、トランプ大統領は連邦研究支出の大幅な削減を提案し、議会はこれらの提案を拒否して逆に予算増を提供してきた。大統領が、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)、エネルギー省(Department of Energy)の科学プログラムなどで大幅な予算削減を望んでいることはもはやニュースではない。しかし、大統領による2021年度の予算教書を見ると、現政権が研究分野の中で何に重点を置き、何を重要視していないかが明らかである。2月10日に行われた電話会議で、政権の代表者は、「我々は、人工知能(AI)と量子情報科学(QIS)への焦点を維持したいと望んでいる」と述べており、いずれも予算増が提案されている。トランプ政権が「未来の産業」と呼ぶAI、QIS、5G通信、バイオテクノロジー、先端製造は、明らかに政権による研究投資のスター的存在となっている。
Science “Trump’s new budget cuts all but a favored few science programs” (2/11/20)