先般、米国の首都ワシントンDCで数百人のボランティアを使って、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency:DARPA)の支援を受けたSIGMAプログラムの過去最大規模の試験が行われた。SIGMAプログラムは、大型都市圏でネットワーク化された検知器を使い、ダイナミックかつリアルタイムに放射性物質検知を行うシステムを開発するもので、2014年に開始された。検知器はスマートフォンを介してネットワーク化され、潜在的な核・放射性物質の脅威を市や州、連邦政府の担当官に通知する。これまでに、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(Port Authority of New York and New Jersey)で100器以上のSIGMA検知器を使った実証が年初に行われているが、1,000器以上が配備された今回の試験は過去最大規模となる。今後も対象エリアを拡大しながら試験が行われ、2018年には地方や州、連邦機関でのシステム運用が予定されている。
Defense Advanced Research Project Agency “Advanced Radioactive Threat Detection System Completes First Large-Scale Citywide Test” (11/10/16)