気候介入技法は炭素排出削減の代替策にならないとのNRC報告

米国研究評議会(National Research Council: NRC)は、気候介入技法(climate intervention technique)に関する報告書をまとめ、この中で、気候変動の否定的影響を緩和するために、温室効果ガスの劇的な削減に代わる手段はないとの見解を示した。報告書は、大気から二酸化炭素を排除する技法と、アルベド修正(albedo-modification)技法の二つの技法について個別に調査・分析したもので、2巻で構成されている。NRCは、大気から二酸化炭素を排除する技法については、「費用と技術的に未熟な点が障害となっているが、更なる研究開発を続けることでより広範な気候変動対策の一部として寄与できる可能性はある」としている。一方、アルベド修正技法(地球や雲が持つ太陽光反射能力を強化させる技法)については、「大きなリスクを呈しており、現時点では実施されるべきではない」との結論を示している。
National Academies “Climate Intervention Is Not a Replacement for Reducing Carbon Emissions; Proposed Intervention Techniques Not Ready for Wide-Scale Deployment” (2/10/15)