ディフェンスニュース(DefenseNews)は3月3日、国防総省(Department of Defense)傘下の国防イノベーション・ユニット(Defense Innovation Unit: DIU)が、危険海域への物資輸送を担う自律型無人貨物船の開発を募集していると報じた。沿岸域での分散作戦が拡大する中、あらゆる領域からの敵の脅威が兵站能力を制約しており、安価かつ使い捨て可能な無人輸送手段の確保が急務となっていることから、最低9トンの積載能力、満載状態で12ノット以上の速力を維持しつつ、海況5(波高約4メートル)の条件下で1,000~2,000マイルを航行できる無人船を今回求めている。船体は商用トレーラーで陸上輸送が可能な大きさとし、探知を回避するため低姿勢の設計が条件で、航行面ではGPS妨害や通信途絶の環境下でも運用可能な測位・航法能力を備え、混雑した港湾での衝突回避にも対応する必要がある。また、航行中の目的地変更や人間による遠隔操縦を可能とし、敵による乗っ取りを防ぐための遠隔自沈機能も求めており、契約締結から180日以内の納入が条件としている。
DefenseNews “Pentagon seeks robot ships to haul supplies to combat zones” (03/03/26)
https://www.defensenews.com/industry/techwatch/2026/03/02/pentagon-seeks-robot-ships-to-haul-supplies-to-combat-zones/