中国組織による米国のコンピュータ資源へのアクセスを懸念 米議員がNSFへ書簡

下院の中国共産党特別委員会(House Select Committee on the Chinese Communist Party)のジョン・ムーレナー委員長(John Moolenaar, ミシガン州選出共和党)は、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)のプログラムの抜け穴を使って中国の組織が、米国の資金を受けている高性能コンピューティングインフラの状況を把握することが可能になっていると考えられる点について懸念している。同委員長は1月15日、NSFのブライアン・ストーン暫定長官(Brian Stone)宛てに書簡を送り、中国と関係のある事業体がNSFの「先端サイバーインフラストラクチャ調整エコシステム:サービス&サポート(Advanced Cyberinfrastructure Coordination Ecosystem: Service & Support: ACCESS)」プログラムにアクセスすることを却下するよう求めた。ACCESSは全国のスパコンシステム群で、学術機関やその他の研究者が無料で利用できるもので、米国の組織や国立研究所が、国家安全保障や経済研究分野で頻繁に利用している。書簡によれば、ACCESSを利用する研究者や教育者は米国を拠点としていなくてはならないが、米国を拠点とする適格の主任研究者(PI)をプロジェクトの協力者として追加すれば、中国と関係のある事業体でも利用が可能になるという。

Nextgov FCW “Lawmaker worries NSF program loophole enables Chinese institutions to access US-backed computing resources” (01/16/26)
https://www.nextgov.com/cybersecurity/2026/01/lawmaker-worries-nsf-program-loophole-enables-chinese-institutions-access-us-backed-computing-resources/410759/?oref=ng-homepage-river