米国アカデミー(National Academies of Sciences, Engineering, and Medicine: NASEM)は12月16日、エネルギー省(Department of Energy)に対し、AI基盤モデルと従来の計算手法を融合し、科学的発見にパラダイムシフトをもたらすべきであるとする報告書を発表した。同報告書は、膨大なデータを学習し、微調整することで多目的に活用できる基盤モデルを、物理法則に基づく従来の計算手法と相乗的に統合させることで、複雑な科学的課題の解決を可能にすると指摘している。報告書を執筆したドナ・クロフォード氏(Dona Crawford)は、「基盤モデルは、開発の初期段階にあるため技術的な課題があるものの、この技術が科学的発見の最先端において変革をもたらす可能性がある」と強調している。NASEMは、保有する堅牢な科学データを活用してモデル開発への投資を継続するとともに、産業界や学術界と連携し、標準化されたプロトコルやベンチマークを確立するよう提言している。
NASEM “DOE Should Develop AI-Based Foundation Models Fused with Traditional Computational Methods to Bring Paradigm Shift to Scientific Discovery” (12/16/25)
https://www.nationalacademies.org/news/doe-should-develop-ai-based-foundation-models-fused-with-traditional-computational-methods-to-bring-paradigm-shift-to-scientific-discovery