エネルギー省(Department of Energy)傘下のサンディア国立研究所(Sandia National Laboratories)で、「量子科学コンピューティング・オープン・ユーザー・テストベッド(Quantum Scientific Computing Open User Testbed: QSCOUT)」を一般が利用できるようになった。量子コンピュータは、今後数十年間で主要な技術的ドライバーとなる位置づけにあるが、そのためには科学者が量子機械を使った実験を行う必要がある。しかし、現在その機械を有している大学や企業はほとんどない。こうした中、科学者はサンディア国立研究所のQSCOUTを利用できるようになった。QSCOUTは、①無料かつオープンアクセスのテストベッドである、②イオン・トラップ型技術で構築されている、③ユーザーの研究に通例以上の管理権限が認められるプラットフォームとなっている、という点で、希少な装置となっている。サンディア国立研究所は先月、インディアナ大学(Indiana University)の科学者向けに最初のユーザー実験を開始している。
Sandia National Laboratories “Rare open-access quantum computer now operational” (3/15/21)