NIST、「マスター」「スレーブ」など人種差別に関連性のある技術用語を廃止へ

米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)は、人種差別と関連性のある一般的なコンピュータ・セキュリティ用語を廃止する。NISTの応用サイバーセキュリティ部(Applied Cybersecurity Division)のチーフ(Chief)である、ケビン・スタイン氏(Kevin Stine)が、情報セキュリティ・プライバシー諮問委員会(Information Security and Privacy Advisory Board: ISPAB)の会合で発言した。廃止の対象となる用語には、ハードウェア・コンポーネント間の制御関係を示す「マスター(master)」「スレーブ(slave)」、一部のソフトウェア・ルールとして使用されている「ホワイトリスト」「ブラックリスト」が含まれる。ジョージ・フロイド氏(George Floyd)の殺害後、人種間の平等に全国的な注目が集まり、広く存在するシンボルの隠れた人種差別的な意味合いに、国民の高い関心が寄せられている中、NISTとISPABはこうした技術用語に着目した。置換される新しい用語の候補には、「アロウ・リスト(allow list)」「ブロック・リスト(block list)」「プライマリー(primary)」「セカンダリー(secondary)」などがある。

Politico “Agency to end use of technology terms such as ‘master’ and ‘slave’ over racist associations” (6/25/20)