カウフマン財団(Kauffman Foundation)が国勢調査局(U.S. Census Bureau)による最新の「ビジネス・ダイナミクス統計(Business Dynamics Statistics: BDS)」報告を基に作成した報告書「ビジネス創出の復活(The Return of Business Creation)」によれば、新規ビジネスの創出は2011年に5年ぶりに上昇し、ここ約10年間で最大の上昇率を記録したという。報告書は、2011年に設立された、従業員が1~4名の新規ビジネスと同5~9名の新規ビジネス(アントレプレナーシップに最も近い状況)について調査したものである。ただし、新規ビジネスの復活は朗報であるものの、その回復率は近年の不況後の回復ペースよりも遅れているという。一方、カウフマン財団がBDSの2011年のデータを使って作成した報告書「大不況後の停滞した雇用創出と成長:住宅価格がその要因か?(Anemic Job Creation and Growth in the Aftermath of the Great Recession: Are Home Prices to Blame?)」は、住宅価格の下落と新規企業の雇用創出の関係について分析を試みており、不況時に住宅市場崩壊の影響を最も強く受けた州において、ベンチャー企業創出の不振度が高いことが示されている。
Kauffman Foundation “New Business Creation Rebounded in 2011 for First Time In Five Years, but Housing Price Shocks May Have Hindered a Rapid Recovery” (7/31/13)