量子・スパコン連携で技術的優位性確保を CSIS提言

戦略国際問題研究所(Center for Strategic & International Studies:CSIS)は3月9日、量子コンピューターとスパコンを統合したハイブリッドシステムの開発において、欧州や日本に後れを取っているとし、政府による大規模な投資が急務とする報告書を発表した。欧州8カ国が既に量子コンピューターをスパコンに配備する調達契約を締結し、日本も理化学研究所(RIKEN)の「富岳」スパコンとクオンティニュアム社(Quantinuum)やIBM社の量子コンピューターを連携させた全国的なプラットフォームを構築している。一方、米国では、エネルギー省(Department of Energy)傘下のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)が2030年までに1億2,500万ドルの予算で統合システムを開発中であるが、規模は限定的とし、CSISは量子優位性実現に向け、実験・実証環境の構築やオープンソース・ソフトウェアの開発、人材育成への投資を通じて、同分野での競争力の確保に向け国を挙げて取り組むべきであると提言している。

CSIS “Pioneering Quantum-Supercomputing Integration: U.S. Leadership in the Next Computing Era” (03/09/26)
https://www.csis.org/analysis/pioneering-quantum-supercomputing-integration-us-leadership-next-computing-era