大統領府、トランプ前政権により気候報告書リーダーに任命されていた科学者を異動

大統領府は、昨年11月に大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)のケルビン・ドログマイヤー長官(Kelvin Droegemeier)(当時)の推薦により、気候変動の影響に関する米政府報告書の作成を監督する役割に選出されていた大気科学者、ベッツィー・ウェザーヘッド氏(Betsy Weatherhead)を、その役割から外し、内務省(Department of Interior)傘下の米国地質調査所(U.S. Geological Survey: USGS)へ異動させた。報告書の研究プログラムを監督するOSTPの高官がウェザーヘッド氏の異動を決定したという。現在、OSTPで気候問題を主導しているのは、ジェーン・ルブチェンコ氏(Jane Lubchenco)である。情報筋によれば、ウェザーヘッド氏と、報告書の方向性に関する研究プログラムに参加する13機関の一部の高官の間で、摩擦があったという。ウェザーヘッド氏は、気候変動の深刻さに疑問を呈する人物ではなかったことから、昨年11月に同氏が報告書の主導者に選出されたことには懸念が出ていた。

Washington Post “White House removes scientist picked by Trump official to lead key climate report” (4/18/21)