WTO、ボーイング社への助成は違法と裁定

世界貿易機関(World Trade Organization: WTO)のパネルは11月28日、「ボーイング社(Boeing)の777X機生産を支援するために、米国のワシントン州が同社に提供している助成は、国内原料の使用を奨励し、不当な貿易のゆがみを助長するもので、違法である」との裁定を下した。これは、競合のエアバス社(Airbus)及び欧州連合(European Union)にとり勝利となった。WTO委員会は90日以内に助成を止めるよう要請している。ボーイング社は今回の裁定について「米政府が控訴することを期待している」と述べている。今回の裁定はエアバス社の勝利となったが、航空大手のエアバス社とボーイング社は争いを続けており、9月にはWTOの委員会が「エアバス社は、EUにエアバス社への違法な支援を止めるための策を講じるよう要請した2011年の裁定を尊重していない」と裁定している。
Industry Week “Boeing Subsidies Illegal Says WTO in Win for EU” (11/28/16)