エネルギー省傘下のローレンス・リバモア国立研究所(Lawrence Livermore National Laboratory: LLNL)にある国立点火施設(National Ignition Facility: NIF)の関係者は、35億ドルを投じて作った大型核融合施設が予定通りに機能しておらず、その理由が分からないことを認めた。NIFは2009年から稼動し、当時、2012年9月30日までに核融合燃焼が実現すると予測されていたが、その期限は過ぎている。このため議会は国立核安全保障局(National Nuclear Security Administration: NNSA)に対して、期限を過ぎた場合は2ヶ月以内に報告書を提出し、問題点やいかにしてその問題点を克服するか、失敗が及ぼす影響などについて説明するよう求めていた。NNSAのトーマス・デアゴスティーノ局長(Thomas P. D’Agostino)は、先週議会へ提出した報告の中で、「現時点では、NIFにおける点火が実現できるか否かを判断するのは時期尚早である」としている。
Science Insider “Agency Tells Congress That NIF Is Not Working” (12/12/12)