グーグル社(Google)は先週、スタンフォード大学(Stanfrod University_の人工知能(AI)研究所のディレクター、フェイフェイ・リー氏(FeiFei Li)を引き抜き、同社の新たなAI部門のトップとした。近年は、トロント大学(University of Toronto)のジェフリー・ヒントン氏(Geoffrey Hinton)がグーグル社に、ニューヨーク大学(New York University)のヤン・ルカン氏(Yann LeCun)がフェイスブック社(Facebook Inc.)に移るなど、大学の優秀なAI研究者が技術系企業によって多数引き抜かれている。こうした中、研究者たちは、「技術系企業は、次世代の研究者を育成する責務を持ち、宇宙から環境科学、物理学に至る分野で急務の問題を解決することに貢献できる科学者を大学から流出させている」と警告している。米国科学財団(National Science Foundation: NSF)のデータによれば、米国でコンピュータ科学の博士号を取得した者が企業に就職する割合は過去十年間で38%から57%に増加している。博士号取得者の数は増加しているものの、ある業界団体によれば、大学に残る博士号取得者の割合は歴史的低水準にあるという。
Wall Street Journal “Universities’ AI Talent Poached by Tech Giants” (11/24/16)