ヒト胚性幹細胞(human embryonic stem cells: hESC)を巡る論争が弱まりつつある兆候として、hESC研究推進の最も著名なロビー団体「医療研究進展のための同盟(The Coalition for the Advancement of Medical Research: CAMR)」は5月21日、12年に及ぶ活動に幕を閉じると発表した。CAMRはブッシュ前大統領が2001年8月にhESC研究への連邦助成を制限する行政命令を発した頃に設立され、これらの制限を解除する法案の成立に取り組むなどしてきた。その後、2009年にオバマ大統領が誕生してからは状況が変わり、本件が大きな論争を招くことは殆どなくなった。CAMRのミッションやリソースは今後、hESC研究を臨床へと移行させることに重点を置いて活動する「再生医療同盟(Alliance for Regenerative Medicine)」に移行される。
Science Insider “Stem Cell Lobbying Group Closing Its Doors After 12 Years” (5/21/13)