「中国は主要な技術研究で米国をしのいでいる」との報告
オーストラリア戦略政策研究所(Australian Strategic Policy Institute: ASPI)が3月2日に発表した報告書によれば、44の技術分野のうち37分野で中国の研究者は米国の研究者の先を進んでいるという。その範囲は、防衛、宇宙、ロボティクス、エネルギー、環境、バイオテクノロジー、人工知能、先端マテリアル、量子技術と多岐に及ぶ。ASPIは、「長期的に見ると、研究分野における中国の優位な状況は、ほぼ全ての部門で現行の技術開発で中国が卓越する位置づけにあるというだけでなく、まだ存在していない未来の技術においても同様の位置づけであることを意味する」と結論している。研究競争で、中国と米国に近い国はなく、両国から大きく離れた所にインドと英国が位置し、韓国とドイツが続いている。報告書は、軍事と宇宙部門における中国の研究の高さは特に顕著であると指摘している。こうしたファインディングは、工学・化学・技術の最先端で米国を追い抜こうとする中国のたゆまぬ努力が実を結びつつあることを示す最新の兆候である。 Wall Street Journal “China Trumps U.S. in Key Technology Research, Report Says” (3/2/23)