国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)のフランシス・コリンズ所長(Francis Collins)は、ドナルド・トランプ次期大統領に留任を要請されなかった場合、退任後は自身の研究に戻る可能性があることを表明した。その他の大統領任命人事と同様、コリンズ長官が辞任する場合は12月7日までに辞表を提出しなくてはならない。その後の自身の身の振り方については、「まだ何も考えていない」とした上で、自身がNIHで23年にわたって続けてきたラボ(糖尿病と高齢化の遺伝子研究)を続ける意向を示唆した。コリンズ長官は、オバマ大統領が開始したプレシジョン医薬と脳研究のイニシアチブの今後については「心配していない」としつつ、議会がNIHの歳出予算を現行レベルに凍結しようとしている点には不満を示した。長官は、トランプ氏の政権移行チームとの話し合いは行われたのかという質問にはコメントを避けた。
Science “NIH director’s possible exit plan: Back to the lab” (11/18/16)