2009年の米国景気対策法(American Recovery and Reinvestment Act:ARRA)により、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)が2年間で82億ドルの外部研究資金を得た時、レイナード・キングトンNIH所長代理(Raynard Kington)は、「各グラントにより複数の雇用が創出され経済刺激につながる」と議会証言を行った。本件に関して政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)が11月に発表した報告書によれば、同資金により2009年12月に1万2,000件の正規職員(full-time equivalent: FTE)ポジションが支援(support)され、その数は2011年6月には約2万1,000件に達したという。NIHの担当官はGAOに対して、「まだ雇用データを編集中であるが、景気対策資金により、最終的には5万4,000件のFTEが支援されるだろうと考えている」と述べている。また、GAOの同報告書によれば、回答した研究責任者のうち、受益資金を「新規採用に使った」と回答したのは30%だったのに対し、「現職員の維持に使った」と回答したのは50%に上った。
Science Insider “NIH’s Stimulus Money Created at Least 21,000 Jobs” (12/13/11)