NIH、性差に応じたホルモン分泌動態の解明へ2,100万ドル

国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は9月14日、性差に応じたホルモン分泌動態の理解を深めるため、総額2,100万ドル規模の研究プログラムを開始したと発表した。「ホルモン恒常性の計算モデル化構想(Computational Modeling of Hormone Homeostasis Initiative)」は、人工知能(AI)や機械学習などの高度計算技術を活用し、男女の複雑な生理機能をシミュレーションする新たなデータモデルを構築する計画で、従来の数学・動物モデルでは十分に解明できなかった性ホルモンの差異を検証する。性ホルモンは、生殖器組織のみならず、身体全体に影響し、特に思春期や妊娠、更年期などホルモン恒常性の変化は全身的な反応など長期的な変化を誘引するため、治療・臨床効果の検証が急務であった。また投薬効果や治療反応、薬物の毒性反応など性差により異なるため、NIHは、ヒト由来のデータを基に生涯におけるホルモン活性を可視化することで、個人の特性に応じた効果的な治療法開発や臨床的意思決定の支援を図ると説明している。

NIH “NIH launches $21 million initiative to improve understanding of sex-specific hormonal biology” (09/14/26)
https://www.nih.gov/news-events/news-releases/nih-launches-21-million-initiative-improve-understanding-sex-specific-hormonal-biology