GAO、マイクロプラスチック対策を公表

政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は7月15日、微細粒子「マイクロプラスチック」による身体への影響に関する科学的知見と課題をまとめた報告書を公表した。タイヤや合成繊維、ペットボトル、塗料など年間2,400万トン以上のプラスチックが環境中に流出し、これが破砕されて生じる粒子は、呼吸や皮膚などを介して血液や臓器に蓄積される。また粒子がPFAS、重金属などの有害物質を運ぶことによる健康リスクにも触れている。この曝露に関する具体的な関係性がまだ解明されていないため、環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)は飲料水基準に基づく規制候補リストにマイクロプラスチックを追加したほか、厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)や農務省(Department of Agriculture: USDA)も体内からの除去や合成繊維に関する取り組み等の対策に乗り出した。しかし、リアルタイムな測定技術や公共水道規模の除去には技術的な壁があり、GAOは携帯型測定器の開発や使い捨てボトル削減など多角的な取り組みを提言している。

GAO “Science & Tech Spotlight: Microplastics in the Body and Environment” (07/15/26)
https://www.gao.gov/products/gao-26-109098