軍人の勤務地は数年ごとに代わり、定期的な異動が行われ、現在、組織の主要な業務情報や、地域固有の問題の理解に関する引き継ぎは、主に個別の状況に応じて行われている。こうした移行の間に、知識の効率的かつ効果的な引き継ぎが確実に行われるようにすることは、軍にとって課題である。重要な知識が引き継ぎから漏れないようにするため、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「大規模かつ迅速な知識管理(Knowledge Management at Scale and Speed: KMASS)」プログラムを発表した。KMASSは、必要な時に、必要な精度で、文書化された知識の効果的な利用や、定期的な業務フローの一環としての新知識の取得、有益な情報の応用を可能にする基本的な技術の研究・開発・統合・評価・実証に取り組む。この取り組みは、軍人の頻繁な異動によってもたらされる組織の知識的な溝を埋めることが狙いである。