自動運転車技術は大きく進展しているものの、ほとんどの場合、十分に構造化され、高度に予測可能な環境において走行するものとなっており、複雑な軍事関連の状況において、ロボティック自動車運用に必要となる自動運転能力はまだ実証されていない。困難な地形に対処できる車両プラットフォームは存在するが、その自動アルゴリズムとソフトウェアは、変化し続ける状況を処理して対応する能力がまだ不十分である。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「複雑な環境で対応力のあるロボティック・オートノミー(Robotic Autonomy in Complex Environments with Resiliency: RACER)」プログラムを通じて、アルゴリズムがシステムの制約になっていないことを確実にし、自動戦闘車両が兵士の運転能力に合致もしくはそれを上回ることを狙いとする。今後、本件に関する広範な官庁公示(Broad Agency Announcement: BAA)が発表される予定である。