Category:その他
労働省、太陽光業界向け訓練プログラムのガイドラインを承認
労働省(Department of Labor :DOL)は1月30日、国際再生可能エネルギー会議(International Renewable Energy Conference :IREC)と太陽エネルギー産業協会(Solar Energy Industries Association :SEIA)が提案した太陽光業界向け登録徒弟制度プログラムの全国ガイドラインを承認したことを発表した。このガイダンスは企業や教育機関、労働組合が連邦規制に準拠した質の高い徒弟制度を構築するためのテンプレートで、電気技師、大工、鉄工、運転技師など太陽光プロジェクトに従事する技能労働者が対象となる。IRECのリチャード・ローレンス氏(Richard Lawrence)は「クリーンエネルギー企業が高度に訓練された労働力を様々な分野で構築するための有効な戦略制度」と言及したほか、SEIAのエリカ・シモンズ氏(Erika Symmonds)も「ガイドライン導入により労働力が強化され、太陽光産業の成長につながる」と強調した。同プログラムに参加する大規模な太陽光建設プロジェクトは、税額控除の対象となる。 SEIA, “U.S. Department of Labor Approves Guidelines for Registered Apprenticeship Programs for the Solar Industry” (1/30/25)
OpenAIのアルトマン氏、政府関係者に新技術を公開
オープンAI(OpenAI)のサム・アルトマン氏(Sam Altman)は1月30日、ワシントンを訪れ、米国が最も優れた人工知能 (AI)を保持、活用できるようにするための新たな取り組みについて、政府関係者に説明し、新技術を公開したと伝えられた。同氏は、トランプ大統領との連携を示しつつ、同社の最高製品責任者ケビン・ワイル氏(Kevin Weil)とともに、2024年第1四半期に登場予定の新しいAI機能を紹介したという。これらの機能が科学、教育、健康、政府サービスをどのように支援するかに焦点を当て説明した模様である。これらは一般公開前の内容で、インフラ投資家なども新技術を確認する機会を得たとみられる。新政権下でAI政策形成に影響を与えるべく、自社の技術力をアピールするテクノロジー企業の模索が続く。 AXIOS, “Scoop: Sam Altman to unveil new tech to D.C. power players ” (1/30/25)
アルゴンヌ国立研究所、スーパーコンピュータのオーロラが稼働開始
エネルギー省(Department of Energy)のアルゴンヌ国立研究所(Argonne National Laboratory)は1月30日、人工知能(AI)、データ分析機能を備えたエクサスケール・スーパーコンピュータ、オーロラ(Aurora)を世界の研究者らに公開した。オーロラは、エクサフロップ(1秒間に1京回の計算)を実行できる世界初のスーパーコンピュータの一つで、AI性能でも世界をリードするシステムとして地位を確立している。2024 年 11 月にはHPL-MxPベンチマークでもトップの座も獲得した。63,744のGPUを搭載しており、科学のための大規模言語モデルのトレーニング実施を最終目標と位置づけ、航空機設計、宇宙、創薬開発、原子力エネルギー研究など様々な分野での技術革新を促進させることが期待されている。初期プロジェクトでは、複雑なシステムの高フィデリティー(忠実度)モデルの開発や、大規模研究施設からのデータ解析が行われている。現在、70以上の科学工学プロジェクトを支援している。 HPC Wire, “Argonne Aurora Exascale Supercomputer Open for Business ” (1/30/25)
ARPA-E、グリッド対応力強化に3,000万ドル
エネルギー省(Department of Energy)のエネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)は1月15日、米国の電力グリッドの対応力と効率性と適応性の進展を促進するプロジェクトに3,000万ドルを発表した。この「電力ネットワーク及び送電システムのための自動減衰及び慣性によるグリッド信頼性(Grid Reliability with Automatic Damping and Inertia for Electrical Networks and Transmission Systems: GRADIENTS)」プログラムは、動的な状況下で膨大な資本支出をせずにシステム運用者が対応できるよう力添えする制御・調整技術の開発を狙いとしている。GRADIENTSが想定しているソリューションには、先端電力エレクトロニクス制御、緊急時における早急かつ調整された応答に基づくインテリジェント・リレー(スマート制御)、広域かつリアルタイムの制御ソリューションなどが含まれる。 Advanced Research Projects Agency-Energy “ARPA-E Announces $30 Million to Increase Grid Resiliency Under Dynamic Conditions” (1/15/25)
エネルギー省、パイロット規模の炭素転換研究に1億ドル
エネルギー省(Department of Energy)の化石エネルギー及び炭素管理局(Office of Fossil Energy and Carbon Management: FECM)は1月15日、産業活動や発電所から排出された炭素を捕獲し、環境的に責任があり、経済的に実行可能性がある製品へ転換する大規模な取り組みに最大1億ドルの連邦資金を提供すると発表した。超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)から資金拠出され、生物学、触媒または鉱物化の経路を通じて大幅な炭素軽減を達成できる技術成熟度(technology readiness levels: TRLs)の高い炭素転換技術のパイロット規模の試験を進展させる。今回の資金提供通知(notice of funding opportunity: NOFO)の下で選出されたプロジェクトは、①パイロット規模の生物学的転換、②パイロット規模の触媒転換、③パイロット規模の鉱化、④その他の試験及び商業化に伴うライフサイクル分析(life cycle analysis)の4つのトピック分野で研究活動を行う。 Department of Energy “DOE Announces $100 Million for Pilot-scale Carbon Conversion” (1/15/24)
エネルギー省、重要鉱物生産の強化に3,200万ドル
エネルギー省(Department of Energy)の化石エネルギー・炭素管理局(Office of Fossil Energy and Carbon Management: FECM)は1月15日、米国内で重要鉱物及びマテリアルを生産、精製するために、費用効果が高く、環境的に責任のあるプロセスを進展させることに取り組む12件のプロジェクトに3,275万ドルを提供すると発表した。超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)から資金拠出を受けて行われるプロジェクトで、鉱業廃棄物(使用可能なレベルの重要鉱物やマテリアルを含んでいる)などの原料からグラファイトや建築資材などの付加価値製品を開発することを目指す。こうした共同製品の製造は、同じ原料から重要な鉱物及びマテリアルを国内生産する経済的実行可能性を高め、海外からの供給への依存を低減させることができる。今回受益する12件のプロジェクトは、「重要鉱物のイノベーションと効率性と代替(Critical Material Innovation, Efficiency, and Alternatives)」と題する資金提供機会の下で選出されたプロジェクトで、この資金提供機会では複数回のプロジェクト選出を通じて最高1億5,000万ドルを提供する。 Department of Energy “DOE Invests Over $32 Million to Increase Efficiency of U.S. Critical Minerals Production Through the Co-Manufacture of Value-Added Products” (1/15/25)
エネルギー省、グリッド・エッジ技術とスマート充電管理に3,200万ドル
エネルギー省(Department of Energy)は1月15日、グリッド・エッジ・イノベーションと、将来の負荷増加へ向けて適切なグリッド投資を提供するエネルギー提供事業者の能力を通じて、新たな負荷増加を支援する6件のパイロット・プロジェクトに3,200万ドルを提供すると発表した。これらは、コネクテッド・コミュニティ・プロジェクト2.0(Connected Communities projects 2.0)の資金提供公募の下で選出されたもので、ユーティリティ機関やグリッド計画者及び運用者、自動車メーカー、電気自動車(EV)スマート充電管理サービス提供者とそのコミュニティに、対応力の向上と費用の低減をもたらす。今回のコネクテッド・コミュニティ・プロジェクト2.0は前回の同プロジェクト(2020年に開始)の成功と教訓を基に実施された。2.0版は、①コネクテッド・コミュニティ(トピック1)(今回の受益プロジェクトは3件)と、②スマート充電管理(Smart Charge Management)(サブトピック1A)(同3件)という2つの主要分野で構成されている。 Department of Energy “DOE Invests $32 Million for Grid-Edge Technology and Smart Charge Management” (1/15/25)
CNAS、バイオにおける米国リーダーシップ戦略を分析
新米国安全保障センター(Center for a New American Security: CNAS)は1月15日、新たな報告書「バイオパワー:バイオテクノロジーにおける米国のリーダーシップを確保する(Biopower: Securing American Leadership in Biotechnology)」を発表した。報告書は、バイオテクノロジーにおける米国のリーダーシップの主要な強みと課題を特定し、中国に焦点を当てた形で海外のバイオテクノロジー大国を調査した上で、長きにわたって米国のバイオテクノロジー・リーダーシップを確保する一助となる野心的な戦略について概説している。報告書は「バイオパワー(biopower)」という概念を初めて発表しており、これは、国家及び経済安全保障を強化するための新興のバイオテクノロジーを育成する国家としての能力を指す。報告書は、米国の政策策定者、業界、同盟者への野心的な戦略として、①研究及びインフラに投資すること、②バイオ人材の育成を拡大すること、③バイオデータを強化すること、④政策を強化、合理化すること、を勧告している。 Center for a New American Security “New CNAS Report Outlines Strategy to Secure U.S. Biotechnology Leadership” (1/15/25)
エネルギー省、中小規模施設のスマート製造奨励に1,300万ドル
エネルギー省(Department of Energy)は1月15日、国内の製造企業がスマート製造技術及び高性能コンピューティングの資源にアクセスできることを確実にするため、超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)からおよそ1,300万ドルを、州、州が資金を提供している大学、専門学校、コミュニティ・カレッジに提供する計画を発表した。これは、エネルギー省の製造及びエネルギー・サプライチェーン局(Office of Manufacturing and Energy Supply Chains: MESC)が管理運営する「州製造リーダーシップ・プログラム(State Manufacturing Leadership Program: SMLP)」で、中小規模の製造事業者(small- and medium-sized manufactures: SMMs)が革新的でデータ主導型のツール及び技術を利用することを阻む障害を排除することを狙いとしている。今回の資金提供計画は、SMLP(5,000万ドル)を通じて行われる3回目の資金提供で、これまでの2回でエネルギー省は、17件のプロジェクト(15州)を選出し、数千件のSMMsがスマート製造技術を実践し、高性能コンピューティング資源に関与することを支援するプログラムを拡大・創設した。 Department of Energy “U.S. Department of Energy Announces Nearly $13 Million to Incentivize Smart Manufacturing at Small- And Medium-Sized Facilities” (1/15/25)
エネルギー省、エネルギー技術開発に1億4,700万ドル
エネルギー省(Department of Energy)のエネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)は1月15日、米国のエネルギー未来を進展させるディスラプティブで野心的な技術の開発を狙いとした49件のプロジェクトに1億4,700万ドルを発表した。ビジョンOPEN2024(Vision OPEN 2024)プロジェクトは、核融合や地熱などの一次発電技術、送電やグリッド信頼性などのインフラ、化学物質及び燃料を開発する新たな手法を含む広範なエネルギー領域で画期的なソリューションを提供する。ARPA-EのOPENプログラムは発足以来、エネルギー省が焦点を当てている技術プログラム以外の重要分野で、変革的なエネルギーのブレイクスルーを進展させてきた。Vision OPENは現在、3つの目標(①豊富な一次エネルギー、②多様な一次エネルギー形態のためのインターモーダル・エネルギー・スーパーハイウェイ、③化学物質及びマテリアルの炭素活用)に整合した画期的な技術の開発を研究者に求めている。 Advanced Research Projects Agency-Energy “U.S. Department of Energy Announces $147 Million for Advancing Technologies to Strengthen U.S. Energy Leadership, to Enhance Grid Reliability, and Accelerate Carbon Utilization” (1/15/25)