DARPA、感染症対策としての「ホスト回復力技術(THoR)」プログラムを開始

同じ病原菌に感染しても、深刻な症状を示す患者もいればさほど症状が重くない患者もいる。複数の薬剤に耐性を持つ病原菌の拡大や、生物学的脅威の台頭により、新たな医療介入策を開発することは国家安全保障の優先事項となっている。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「ホスト回復力技術(Technologies for Host Resilience: THoR)」プログラムを開始する。本プログラムでは、従来とは全く異なる側面から本問題に対処することを狙いとし、特定の病原菌を殺す方法ではなく、様々な病原菌に対する患者の体の耐性の強化につながる革新的な医療措置の開発を促進することである。具体的には、①耐性を持つ種の発見、②耐性の生物学的メカニズムの特定、③有効な耐性介入措置の特定と立証、という3つの技術分野を模索する計画である。
Defense Advanced Research Project Agency “THoR Aims to Help Future Patients “Weather the Storm” of Infection” (3/31/15)