オバマ政権は2013年度予算教書の中で、IT支出を1.2%減の78億9,000万ドルとした。その中心は国防総省(Department of Defense)における削減である。オバマ政権は、クラウドコンピューティングやモバイル機器の利用を通じて政府の効率性を強化すると同時に、IT関連支出の抑制に取り組んでいる。予算教書によれば、IT関連支出は、2001年から2009年まで平均して毎年7.1%増加していたが、2009年から2013年までは実質的に横ばいとなっているという。国防総省のIT関連予算は3.6%減となる一方、非軍事主要機関における同支出は1.1%増となる。シスコ・システムズ社(Cisco Systems Inc.)のインターネット・ビジネス・ソリューション・グループ(Internet Business Solutions Group)のディレクターは、「予算教書は、現在進行中のイニシアチブに対するコミットメントを示すもので、IT会社にとっては朗報である」とした上で、注目分野として、クラウドコンピューティング、データセンターの統合、サイバーセキュリティ、モバイル技術を挙げた。
BusinessWeek “Obama Budget Calls for Cuts in Spending for U.S. Technology” (2/13/12)