大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy:OSTP)は、議会へ提出した報告書で、酸性雨の原因となる汚染物質を削減する連邦プログラムにより、生態系や人間の健康は改善されたと報告した。この中で、1990年大気汚染防止法修正条項(1990 Clean Air Act Amendments)で創設された酸性雨プログラム(Acid Rain Program)により、二酸化硫黄と酸化窒素は当初の目標以上に削減されたとしている。更に、酸性雨プログラムの費用は当初の予測を大きく下回り、コスト効率が高かったという。人間の健康にもたらす恩恵は、年間1,700億から4,300億ドルに達すると試算されているが、一部の生態系の回復には、汚染物質の更なる削減が必要であると報告書はまとめている。
American Institute of Biological Sciences “White House Declares Acid Rain Program a Success” (1/30/12)