トランプ前政権で軽視された炭素汚染の費用が大幅に変更される見通し

トランプ政権下で過去4年間、炭素の社会的費用(social cost of carbon)は低く試算されていた。炭素の社会的費用は、炭素排出が現在及び将来の世代にもたらす負担を、洪水、干ばつ、農作物の損失、死亡といった観点から示す数値で、この数値を低く試算することで、温室効果ガス規制の寛容的な手法が正当化されていた。しかし、今後その費用は劇的に増加される見通しである。バイデン大統領は1月20日の就任初日に、省庁間作業部会を再編成し、30日以内に炭素の社会的費用を更新するよう命じた。多くのエコノミストが、同費用は、トランプ政権の最低1ドルから、来月には最高125ドルへ上昇すると確信している。省庁間作業部会が最終数値を発表する2022年1月には更に上昇する見通しである。

Science “Trump downplayed the costs of carbon pollution. That’s about to change” (1/22/21)