2020年グローバル・イノベーション指数発表

世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization: WIPO)、コーネル大学(Cornell University)、国際ビジネススクールのINSEAD、および2020年グローバル・イノベーション指数のナレッジ・パートナー(GII Knowledge Partners)は9月2日、2020年版の「グローバル・イノベーション指数(Global Innovation Index: GII)」を発表した。それによれば、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、世界中においてイノベーションに深刻な影響を及ぼしており、医療部門を中心に、一部の革新的な活動が阻害されているという。2020年GIIのランキングは、1位から順に、スイス(2019年1位)、スウェーデン(同2位)、米国(同3位)、英国(同5位)、オランダ(同4位)と昨年とほぼ同じ。日本は16位(同15位)であった。報告によれば、過去1年間に大きく進展した国は、インド、中国、フィリピン、ベトナムで、全て上位50位内に入った。その他の新たなファイディングとして、①COVID-19危機は、成長傾向にあったイノベーションを直撃している、②パンデミックが科学とイノベーション・システムに及ぼす影響が明らかになるには時間がかかるが、科学的な国際協力には前向きな兆候が見られる、③大型の研究プロジェクトが混乱に陥ったり、国際的なイノベーション追求が頓挫する懸念がある、などが挙げられている。

Global Innovation Index “GII 2020: COVID-19 Pandemic’s Expected Impact on Global Innovation; Annual Ranking Topped by Switzerland, Sweden, U.S., U.K. and Netherlands” (9/2/20)