欧州、科学への大型投資にもかかわらず、ハイテク分野の成果は遅れ気味

欧州委員会(European Commission)が隔年で行っている欧州研究開発パフォーマンス評価報告(5月27日に発表)によれば、欧州連合(European Union)は、欧州の科学的能力を経済効果に転換させることに苦戦しており、大規模な科学的アウトプットと大型公的投資にもかかわらず、ハイテク産業で米国と中国の後塵を拝しているという。報告書は、ホライゾン2020(Horizon 2020)研究資金プログラム(770億ユーロ)の後継プログラムとなるホライゾン欧州(Horizon Europe)について、「技術系スタートアップを支援し、資金を民間セクターとの研究パートナーシップに注入することでイノベーションを強化すべきである」と主張している。欧州委員会はこの報告書の発表と共に、パンデミック後の回復計画(1兆8,500億ユーロ)を提案し、そのうち944億ユーロを2021~2027年のホライゾン欧州に投じるよう要請している。

Science “European R&D review finds lagging high-tech performance despite major science investment” (5/27/20)