米政府、コロナウィルス・ワクチンを追求する製薬企業に12億ドルを提供へ

厚生省(U.S. Department of Health and Human Services: HHS)は5月21日、オックスフォード大学(Oxford University)研究所による潜在的なコロナウィルス・ワクチンを開発するため、アストラゼネカ社(AstraZeneca)に最高12億ドルを提供すると発表した。この潜在的ワクチンは、先月、フェーズ1の臨床試験が行われ、今月末からフェーズ2/3の試験が開始される予定である。資金は、HHS傘下の傘下のバイオメディカル先端研究開発局(Biomedical Advanced Research and Development Authority:BARDA)から提供される。アストラゼネカ社との契約は、HHSがこれまで開示したワクチン研究契約としては4件目で、規模としては最大である。資金は、米国内で約3万人のボランティアを対象に今夏に行われるフェーズ3の臨床試験費用となる。HHSは、「アストラゼネカ社と協力し、少なくとも3億本のワクチンを生産する予定で、最初のワクチンは早ければ10月にも利用可能となる可能性がある」と述べている。これは極めて加速的かつ野心的なスケジュールで、多くの公共医療専門家と科学者は、実行可能なワクチンの大量生産は早くても来年との見解を示している。

New York Times “$1.2 Billion From U.S. to Drugmaker to Pursue Coronavirus Vaccine” (5/21/20)