米国科学財団(National Science Foundation: NSF)が発表した報告によれば、米国における研究開発(R&D)支出合計は、2010年に4,067億ドル(現在ドル)に達し、前年(4,038億ドル)を29億ドル上回ったという。また予備試算によれば、2011年度のR&D支出合計は4,140億ドルで、前年費73億ドル増となった。2009年のR&D支出合計は前年比18億ドル減であった。2010、11年のR&D支出合計は増加したものの、その他の数値はこの伸びが脆弱であることを示唆している。まず、R&D支出増の割合(2009-10年に0.7%増、2010-11年に1.8%増)は、GDPの成長幅(それぞれ4.2%増、3.9%増)をかなり下回る。次に、インフレ調整した場合の実質ドルでは、2009年、2010年、2011年ともにR&D支出合計は2008年の水準を下回る。報告書ではこの他に、R&Dの実施者及び資金提供者、R&Dの内容、R&Dの対GDP比、国際比較について記述している。
National Science Foundation “U.S. R&D Spending Resumes Growth in 2010 and 2011 but Still Lags Behind the Pace of Expansion of the National Economy” (January 2013)