アクシオス(Axios)は6月18日、二酸化炭素回収・貯留技術の普及を目指す大手企業による共同事業体「フロンティア(Frontier)」が新たに9億1,500万ドルの購入計画を発表し、新たに人工知能(AI)大手のアンソロピック社(Anthropic)が参画したと報じた。これにより炭素除去技術の商用化に取り組む新興企業に対する同団体の契約確約額はほぼ倍増することとなった。フロンティアはこれまで50社以上のスタートアップ企業との間で契約を仲介してきたが、今後はギガトン(10億トン)規模への拡大が見込める10〜15社に対象を絞り込む。8〜10年間の長期購入契約を通じて商用化を後押ししていくが、年間10億トン以上の炭素除去達成には最終的に世界各国の政府による関与が不可欠で、同団体は民間主導による技術の確立とリスク軽減を進めつつ、公的投資を呼び込む架け橋となるよう活動していく。将来的な政府主導の需要を見据え、現在直接空気回収事業のみに連邦税額控除が適用されているが、新たな政策実現につながる事業にも支援していく方針である。
Axios “Carbon removal group boosts spending, adds Anthropic” (06/18/26)
https://www.axios.com/2026/06/17/frontier-carbon-removal-spending-anthropic