グローバル医療技術同盟(Global Health Technologies Coalition: GHTC)は今般、「痛点と可能性:COVID-19は世界的医療のR&Dをどのように再形成しているか(Pain Points and Potential: How COVID-19 is Reshaping Global Health R&D)」と題する報告書を発表した。これは、新型コロナウィルス(COVID-19)が「顧みられない疾病や状態(neglected diseases and conditions)」のワクチンや治療、その他のツールの研究開発(R&D)に及ぼしている影響を調査したもので、直近の影響と長期的なトレンド、今後数年間に同部門を変える可能性がある課題について分析している。報告書によれば、パンデミックによって感染病研究への投資の価値が示されたことで、同部門は押し上げられた一方、世界の長期的な医療課題のためのR&Dに混乱が生じ、資源と専門性が離れていったことで、進展に大きな後退がもたらされた。報告書は、「これらの部門がCOVID-19の危機から浮上する方法を決定する上で最も影響力のある要因は、政策策定者の選択となるだろう」と結論している。