新興バイオ・クラスター、先行クラスターへの挑戦で苦闘

不動産会社のジョーンズ・ラング・ラサール社(Jones Lang LaSalle: JLL)は、6つの基準(ハイテク研究・医療雇用が全体の雇用に占める割合、科学・工学大学院卒業生の割合、NIH資金、バイオテク・医療機器ベンチャーキャピタル資金、研究開発費がGDPに占める割合、大学・研究施設の規模)に基づいてバイオクラスターの順位付けを行った結果をまとめた。これによると、「新興バイオ・クラスター」の上位は、ミネアポリス、ローリー・ダーラム、シアトル、シカゴ、デンバー、ヒューストン、フロリダ、アトランタ、インディアナポリスの順となっているという。ただし上位3地域については、「新興」というよりは既知のクラスターともいえることも指摘されている。一方、別の不動産会社CBリチャード・エリス社(CB Richard Ellis: CBRE)のある幹部は、「現在、製薬大手やバイオテク大手間で行われている再編統合は、マサチューセッツ州ケンブリッジとサンフランシスコ・ベイエリアに集中しており、新興クラスターに影を落としている。近いうちに新興クラスターが急成長することはないであろう」と指摘している。
Genetic Engineering & Biotechnology News “New Biotech Clusters in the U.S. Are Scrambling to Challenge Established Regions” (1/3/12)