外国人技能労働者の増加は米国人労働者の賃金引き上げにつながるとの研究報告

カリフォルニア大学デイビス校(University of California, Davis)とコルゲート大学(Colgate University)の経済学者が、米国219都市で1990年から2010年の賃金データと移民の関係を調査した。その報告によれば、科学・技術・工学・数学(STEM)職で外国生まれの労働者が最も増加した地域においては現地(米国民)労働者の賃金も上昇したという。具体的には、STEM分野の外国人労働者の割合が1パーセンテージ・ポイント増加すると大学卒の現地労働者の賃金が7~8パーセンテージ・ポイント、高校卒の現地労働者の賃金は3~4パーセンテージ・ポイント増加したという。外国人STEM労働者の増加が最大だったテキサス州オースチン、ノースカロライナ州のローリー-ダーハム地域、アラバマ州ハンツビル、シアトルでは、大学卒の現地労働者の賃金が17~28%増加したという。一方、33の都市では外国人STEM労働者数の減少が見られ、そのうち25都市では大学卒労働者の賃金が下落したという。
Wall Street Journal “Skilled Foreign Workers a Boon to Pay, Study Finds” (5/22/14)