米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は4月14日、未完成となっているカリフォルニア州のサンアンドレアス断層深部観測施設(San Andreas Fault Observatory at Depth: SAFOD)での新たな実験の募集を行わないこと、そして1年以内に同施設を棚上げする可能性があることを発表した。2,500万ドルを要した本プロジェクトは、①活断層の深部から岩石の見本を取り出すこと、②弱い地震を捉えるために圧力センサーや温度計、地震計を孔内深部に設置すること、を狙いとしていたが、2008年に設置された機器類がその直後に故障した。更に、2011年にNSFの委託を受けて独立系工学者によって作成された報告書では、金銭的問題や明確なプロジェクト・マネジャーの不在、幾つかの技術的決定に関する疑問などが問題点として指摘された。
Nature News “NSF pulls support for quake observatory” (4/18/14)