米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)が発表した「2017年の年間ビジネス調査(Annual Business Survey: ABS)」のデータは、米国内に拠点を置く企業によるイノベーション事例について、初めて包括的な概況を示すものとなっている。2017年ABSによれば、2015-2017年の間に、少なくとも1人の従業員のいる営利目的企業約460万社のうち、3分の2以上(43%)の企業が、何らかのイノベーションを実施した。ここでのイノベーションは、新規もしくは大幅に改善された製品もしくはプロセス、新規のマーケティング手法、新規の組織手法、の実践と定義される。調査結果によれば、16%の企業が「1つ以上の製品イノベーション」、16%が「1つ以上のプロセス・イノベーション」、23%が「マーケティング・イノベーション」、26%が「組織イノベーション」を実践した(企業は複数のイノベーションを報告することができる)。NSFの記事は更に、製造業界、性別/人種別/民族別、州別、製品イノベーション及び研究開発活動、製品イノベーションの新規性、などの項目別に記述している。