NIST、初となる耐量子暗号化アルゴリズム4件を発表

商務省(Department of Commerce)傘下の米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)は、将来の量子コンピュータによる攻撃に耐えることができる最初の暗号化ツール群として4件を選出した。こうした攻撃によって、オンライン銀行やEメール・ソフトウェアなどのデジタル・システムのプライバシー保護用セキュリティが解読される可能性がある。今回選出された4つの暗号化アルゴリズムは、NISTのポスト量子暗号基準の一部として、約2年以内に最終取りまとめされる見込みである。商務省のジーナ・レモンド長官(Gina M. Raimondo)は、「今回の発表は、将来、量子コンピュータによるサイバー攻撃の可能性から、我々のセンシティブなデータを保護する上で重要な出来事である」と述べた。今回の発表は、NISTが6年がかりで行ってきた取り組みの成果である。発表されたのは、一般的な暗号化アルゴリズムとしてのCRYSTALS-Kyberと、デジタル署名向けのCRYSTALS-Dilithium、FALCON、SPHINCS+の3種類。

National Institute of Standards and Technology “NIST Announces First Four Quantum-Resistant Cryptographic Algorithms” (7/5/22)