連邦最高裁判所は6月30日、発電所からの炭素排出を制限する環境保護庁(Environmental Protection Agency: EPA)の規制権限に大きな制約をもたらす判決を下した。ウェストバージニア州対EPAの裁判で、最高裁は6対3で、「EPAは、現行の大気清浄法(Clean Air Act)の下、ゼロ炭素技術へ向けた動きを加速化させる電力混合の変更を強制する広範な権限は持たない」とした。この判決を受け、バイデン大統領が気候目標を達成することは更に困難になる可能性が高く、また、今後の政権が気候変動に積極的な策を講じたいと考えた場合でも、束縛されることになるとみられる。更に、今回の判決を受け、その他の連邦機関による広範な規制に対する訴訟の可能性が高まったと考えられている。
Axios “Supreme Court reins in Biden’s power on climate change” (7/1/22)