国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)による胚性幹細胞研究への助成は、ヒト胚が破壊される研究への連邦助成を禁じたディッキー-ウィッカー修正条項(Dickey-Wicker Amendment)に違反するとして提訴し、ロイス・ランバース連邦判事(Royce Lamberth)が仮差し止め命令を出していた件(その後コロンビア特別区連邦控訴裁判所(U.S. Court of Appeals for the D.C. Circuit)がランバース判事が本訴訟について最終決定を下すまでは研究継続を認める決定を下した)で、ランバース判事は7月27日、NIHに圧倒的に優位となる最終裁定を下した。ランバース判事の裁定は、「同修正条項における『研究』の定義は曖昧である」という控訴裁の判断に恭順したものである。本件は最高裁まで持ち込まれる可能性があるが、現状はNIHに有利となっているようである。
ScienceInsider “Stem Court Ruling a Decisive Victory for NIH” (7/27/11)