NIHの報告書、医師兼研究者の不足問題を指摘

米国はバイオ医療研究の博士号取得者を大量生産し、過剰競争で不健全な環境を作り出しているという見方が一般的となっているが、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の所長諮問委員会(Advisory Committee to the Director: ACD)が最近発表した報告書によれば、医師兼研究者の高齢化が進んでおり、引退する研究者の代わりとなる十分な若手研究者が不足しつつあるという。ACDの「医師兼研究者労働力作業部会(Physician-Scientist Workforce Working Group)」が作成した本報告書によれば、研究を行う医師の数は2003年から2012年の間に5.5%減少して約1万3,700人になっているという。また、2003年以来、NIHの助成を受けている医師兼研究者のうち、60歳以上が占める割合は50歳以下のそれを上回っているという。
Science Insider “NIH Report Warns of Looming Shortage of Physician-Scientists” (6/9/14)